オーケストラ・レポート②


オーケストラ・レポート②

ベルリン音楽祭&ボン・ベートーヴェン音楽祭  2013年9月(S.I様)

I様は、ヨーロッパにオーケストラ巡りツアーをよく企画され、前回はミラノなどのイタリア公演を手配しましたが、今回はドイツのベルリンとボンの音楽祭を巡られました。

9月6日にベルリンでマリス・ヤンソンス指揮、バイエルン放送交響楽団、9月7日に同じくサイモン・ラトル指揮、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、9月8日にボンでトーマス・ヘンゲルブロック指揮、ハンブルクNDR(北ドイツ放送)交響楽団のコンサートを聴いてきました。


《9月6日》ベルリン音楽祭
 Symphonieorchester des Bayerischen Rundfunks(バイエルン放送交響楽団)

 【Conductor】Mariss Jansons(指揮;マリス・ヤンソンス)
 20 Uhr, Philharmonie (20時、フィルハーモニー)
  ・Witold Lutosławski(ルトスワフスキ)
   Concerto for orchestra(管弦楽のための協奏曲)
  ・Béla Bartók(バルトーク)
    Concerto for orchestra(管弦楽のための協奏曲)

《9月7日》ベルリン音楽祭
 Berliner Philharmoniker (ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団)

 【Conductor】Sir Simon Rattle(指揮;サイモン・ラトル)
 20 Uhr, Philharmonie (20時、フィルハーモニー)
  ・Witold Lutosławski(ルトスワフスキ)
    Symphony No. 2(交響曲第2番)
  ・Gustav Mahler(マーラー)
    Lieder eines fahrenden Gesellen(さすらう若者の歌)
  ・Leoš Janáček(ヤナーチェク)
    Glagolitic Mass (グラゴル・ミサ)

フィルハーモニー、ベルリン フィルハーモニー、ベルリン ベルリンフィルの終演後ベルリンフィルの終演後

今年の Musikfest Berlin(ベルリン音楽祭) は、ルトスワフスキ、バルトーク、ヤナーチェクがテーマだったようで、ふだん聴くことが少ない曲を集中的に体験することができました。とくに、ルトスワフスキは、バイエルン放送交響楽団、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の実演で聴くと、カッコイイだけでなく、美しい!しかも、席は最前列中央(6日)と2列目(7日)!!


《9月8日》ボン・ベートーヴェン音楽祭
 NDR Sinfonieorchester(北ドイツ放送交響楽団)
 【Conductor】Thomas Hengelbrock(指揮;トーマス・ヘンゲルブロック)
 【Piano】Hélène Grimaud(エレーヌ・グリモー)
 19 Uhr, Beethovenhalle(19時、ベートーヴェンハレ)
  ・Ludwig van Beethoven:(ベートーヴェン)
    Ouvertüre zu Johann Wolfgang von Goethes Trauerspiel »Egmont« op. 84
    (ゲーテの劇付随音楽「エグモント」への序曲op.84)
  ・Robert Schumann:(シューマン)
    Konzert für Klavier und Orchester a-Moll op. 54
    (ピアノ協奏曲イ短調op.54)
  ・Anton Bruckner:(ブルックナー)
    Symphonie Nr. 4 Es-Dur WAB 104 (»Die Romantische«)
    (Erstfassung von 1874)
    (交響曲第4番変ホ長調WAB104「ロマンティック」(1874年初版)

ベートーヴェンハレ、ボン ベートーヴェンハレ、ボン 庭のベートーヴェン像庭のベートーヴェン像 北ドイツ放送響の終演後北ドイツ放送響の終演後

前回、ハンブルクでヘンゲルブロック指揮、ハンブルクNDR交響楽団のブルックナー交響曲第6番を聴いて感銘を受けたので、今回はボンの Beethovenfest (ベートーヴェン音楽祭)でブルックナー交響曲第4番“ロマンティック”を。しかし、開演前に Hélène Grimaud (エレーヌ・グリモー)がキャンセルのアナウンス(代理は、Saleem Abboud Ashkar )。 その後、アナウンスなしで、1曲目にあったはずの「エグモント」序曲が割愛。ベートーヴェン音楽祭なのに・・・。
休憩後の後半、いちばんの目的だった“ロマンティック”が始まると・・・さすが、ヘンゲルブロック! よく知られている曲もまるで初めての曲のように新鮮に聴かせる・・・って、知ってるメロディーは出てくるけど、ほとんど別の曲じゃん!! ・・・すっかりプログラムで見落としていたのですが、この“ロマンティック”、「第1稿」の演奏だったのでした。 「めずらしい演奏を聴くことができた。」と自分を納得させながら、ビアレストランでビールを飲んでホテルに戻りました。

こんなステキな経験ができたのも、溝口さんのおかげです。
これまで、狙ったチケットは逃さず入手していただいていますね。
本当に、ありがとうございました。また機会がありましたら、よろしくお願いします。


→ I様、いつも御利用ありがとうございます。また、体験レポートも寄稿頂き、ありがとうございました。I様は、私と同じで、オペラよりもオーケストラがお好きなので、腕の見せ所です。ドイツのマイナーオケ、小規模な音楽祭などでも手配できますよ♪ またのご利用お待ちしております! 

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マドリード国立音楽堂 カルミナ・ブラーナ 2013年6月(H.T様)

T様は、アルジェリアにお住まいで、はるばる遠くからお申込み頂きました。最初弊社からのメールが届いておらず、行き違いが何度かございましたが、無事、手配できてよかったです。

お世話になっています。お返事が遅れましたが、無事にマドリードのナショナル・オーディトリウムにて、カルミナ・ブラーナを聴くことができました。その節はどうもありがとうございました。

既にメールでお話していますが、実は御社にチケット代行購入を依頼する前に、いろいろとトライしていました。まずネット購入をトライするも、自分のクレジットカードが何故か使えず断念。これは御社に依頼した時と同じ状況です。

その後、電話で直接スペインの窓口にかけて購入をトライしました。私は現在アルジェリアで働いていますので、アルジェリア→スペインの国際電話です。ところが、電話に出た受付嬢はスペイン語オンリーでした。 私はスペイン語がわかりませんので、お手上げ状態でした。でもなんとかガイド本を頼りにスペイン語で購入を試みました。が、わかったことはスペイン国内の電話番号を有していないと購入予約はできないというものでした。それで電話での購入予約を断念。その後にムジークライゼンさんにお願いしたという次第です。

その過程も自分にはドキドキものでした。何故かと言うと、チケットの残席がネットで見る限り残りわずかだったからです。カルミナ・ブラーナはご存知の通り人気があります。しかも合唱する人達がいるため、その分、席数が少なくなります。しかも最初に出した私のメールアドレスが何故か不都合が生じて、やりとりができませんでした。これで少し時間が過ぎてしまいました。ムジークライゼンから返事が数日来ない時は本当に焦っていました。結局、私が焦れて、私のもう一つのメールアドレスでようやくムジークライセンさんと意思疎通ができました。

大変感謝すべきことは、ムジークライゼンさんがわざわざアルジェリアにいる私に国際電話をかけてくれたことです。その時私は仕事で工事現場にいたのですが、電話がかかってきたときは本当に嬉しかったです。何故かというと、それまでは残り少ないチケットが本当に購入できるのか、不安だったからです。電話にてチケットが購入できた旨知ることができホッとしました。3階の席でしたので、恐らく数り少ないチケットをなんとかゲットできたのだと推測します。

公演後、座席からの眺望 公演後、座席からの眺望 同内部。公演後の舞台上での挨拶公演後の舞台上での挨拶 公演後の会場出口付近公演後の会場出口付近

さて肝心のコンサートですが、素晴らしかったです。ナショナル・オーディトリウムには先月もブルックナーの7番を聴きにアルジェリアから(!)来ましたので、行き方等はわかっていました。だからスムースに会場まで辿りつけました。相変わらず中のシャンデリアが素敵です。

カルミナ・ブラーナは通常、オーケストラ形式が多いみたいですが、今回はそうではなく、ピアノが2台と打楽器陣のみでした。踊りはありません。合唱部分(特に子供のパート)及びピアノ演奏に少々不参はあったのですが、打楽器陣がそれを打ち消してくれました。いやはや大感動です。最後は当然のごとくブラボーでした。 アンコールにはカルミナブラーナの出だしのフレーズを演奏してくれて、皆、感激でした。

生きててヨカッタと思うのはこういう時です。

ムジークライゼンさんがなければ、カルミナ・ブラーナが聴けなかった、と思うと本当に感謝の言葉しか浮かびません。いろいろとありがとうございました。


→ T様、アルジェリアからはるばる体験レポートをお寄せ頂き、ありがとうございました。メールが届いていないと気付くまで、お時間がかかってしまい、大変申し訳ございませんでした。スペインのチケットはカードが使えないケースが多く、手配が難しいのですが、今回は弊社のAmexにて決済可能でしたので、無事手配できてよかったです。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。 

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ウィーン、楽友協会 オルフェウス室内管弦楽団 2012年11月(S.H様)

H様は、毎年中欧エリアに音楽旅行に行かれ、オペラ編に続き、コンサート編です。

♪オペラ体験レポートを読む

11月12日夜は、これまた手配して頂いた楽友協会での"Orpheus Chamber Orchestra(オルフェウス室内管弦楽団)"のコンサートですが、正直、演奏の内容より同行の友人に”楽友協会大ホール”を見せてあげたいために選んだコンサートで、あまり期待していなかったのですが・・・。

さすがこのホールの響きは素晴らしく、後半のモーツァルトの交響曲&アンコールのロッシーニの序曲は感動的でした。 この演奏会も中央付近のど真ん中の席を手配して頂いて最高の条件で聴けた事を感謝しています。

楽友協会大ホール内部


→ H様、3公演分もの体験レポートをお寄せ頂き、誠にありがとうございました。次はどちらへご旅行されるのか、楽しみにしております。更新が遅れましたことを、心よりお詫び申し上げます。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

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ライプチヒ・トーマス教会 バッハ音楽祭 2012年6月(M.T様)

T様は、ムジーク・ライゼンは2回目のご利用で、2年連続でヨーロッパにオペラ&クラシック鑑賞の音楽旅行に行かれました。オペラ編に続き、コンサート編です。

♪オペラ体験レポートを読む

トーマス教会外観 トーマス教会外観 荘厳な教会内部 荘厳な教会内部 バッハのお墓に感謝! バッハのお墓に感謝!

やはりトーマス教会でのマタイは最高でした!

昔バッハ本人が指揮したであろうバルコニーに立たれた、指揮者:鈴木雅明様以下のバッハ・コレギウム・ジャパンは、普段より若干遅めのテンポで、あたかもトーマス教会の豊かで崇高な響きをじっくり味わうかのようにドラマテイックでスケールの大きな名演奏を展開され、満員の聴衆は総立ちの大拍手でした。

 "Soli Deo Gloria!!
   (ただ神にのみ栄光)"


それにしても、バッハはなんと素晴らしい名曲を遺してくれたことでしょうか、教会主祭壇前のバッハのお墓に感謝を捧げて参りました。

バッハ・コレギウム・ジャパン

J. S. Bach: Matthaus-Passion, BWV 244b
Hana Blažíková (soprano)
Robin Blaze (altus)
Gerd Türk (tenor-Evangelist)
Peter Kooij (bass-Jesus)
Dominik Wörner (bass-arias)
Bach Collegium Japan
direction: Masaaki Suzuki

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ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 2012年6月(M.T様)

次世代の若手のホープのネゼ=セガンの熱演でしたが、コンマスが樫本クンでなかったのが残念!しかしこのホールはサントリーそっくりなのは、あのカラヤンがサントリーの社長に勧めたというウワサは本当なのでしょうか?

ヤニック・ネゼ=セガン指揮 ベルリン・フィル

Berliner Philharmoniker
Leitung:Yannick Nezet-Seguin

ベルリンフィルハーモニー ベルリンフィルハーモニー 同内部。サントリーホールそっくり?!同内部。サントリーホールそっくり?!ネゼ=セガン指揮ベルリン・フィルネゼ=セガン指揮ベルリン・フィル

しかし、未だにドイツの旧東ドイツ地域と西ドイツ地域の格差は予想以上で、ライプツィッヒ中央駅周辺に旧東時代の巨大ビル廃墟がまだゴロゴロ存在しているとは驚きました。そしてベルリンの無国籍的状況と移民問題と何というユーロ安・・・

今回も溝口様には本当にお世話頂き、感謝しております。ありがとうございました!


→ T様、超大作レポートをお寄せ頂き、誠にありがとうございました。まさにムジーク・ライゼン(音楽の旅)ですね!次はどちらへご旅行されるのか、楽しみにしております。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

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ライプチヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団 inマドリッド 2012年5月(Y.A様)

A様は、海外在住で、奥様といつもクラシック旅行に行かれます。今度は、難関の(?)スペイン・マドリッド国立音楽堂のチケットを手配いたしました。

2012年5月21日。スペン国立音楽堂(マドリード)に行って参りました。ガイド本には地下鉄9号線クルス・デル・ラヨ駅から徒歩3分とありました。私の経験上徒歩3分と言っても駅の出口からすぐ見えるということはないケースが多々あるのでコンサートの始まる1時間20分前にクルス・デル・ラヨ駅に着くようにしました。駅に着きましたら Auditorio Nacional De Musica という表示がありましたのでそれに従って歩きました。地下鉄構内を少々歩いて階段を上がりすぐ右側にホールはありました。

マドリッド国立音楽堂

AUDITORIO MACIONAL DE MUSICA
(マドリッド国立音楽堂)

これでは3分どころか1分にも満たないいうところです。あまりに近いので妻はここではないのではと言い出したほどでした。ガイド本にあった3分というのは地下鉄駅についてから構内を少々歩くので3分なのだと思いました。コンサートの始まる1時間15分前に着いたので誰もいませんでした。リュックを背負ったお兄さん一人。これはこれで本当に今日コンサートがあるのかと少々心配になりました。

さて、待つこと15分、ちょうどコンサート開始1時間前になりましたら向かって右側の窓口が開きました。勇んで溝口様に用意もらったチケット入手委任状と念のための必要書類を差し出しました。一枚目の委任上をちらり見ただけで他の書類は目もくれず、あっさりとチケット2枚手渡されました。
スペイン語でまくりたてられたらどうしようと心配していたので拍子抜けするほどでした。よかったです。

この頃からやっと観客らしき人々が押し寄せてきました。
昨年はウィーンの楽友協会大ホールに行きましたが、その時よりもさすがスペインらしいというか派手な井出たちご年配の方々でした。

スペインの観客たち

スペイン、マドリッドの観客


演奏開始45分前になり開場、ロビーでくつろぎ、1時間前にホールに入り写真を撮りました。下記写真一枚目はワイドで撮った写真、二枚目は実際に自分の目から見えるビューの写真です。

マドリッド国立音楽堂内部 マドリッド国立音楽堂ステージ

マドリッド国立音楽堂ステージ


ヴァイオリン協奏曲を聴きましたが、席が前から5列目の真ん中から向かって右側ということで、ヴァイオリン演奏者を正面から見える位置でかぶりつきで演奏者を注視し演奏に聴き入りました。スペインということで英語が通じないところ、またこのように良い席をアレンジ頂き本当に溝口様には感謝しております。ありがとうございました。妻と二人大変良い記念になりました。

→ A様、貴重なスペイン、マドリッドのレポートありがとうございました。実を言いますと、マドリッド国立音楽堂は、スペイン語しか話せない人ばかりで、しかもスペイン語の委任状まで作らなければならず、色々と大変でしたが、とても貴重な経験をさせて頂きました。ありがとうございました。皆様も是非スペインに行かれる時は訪れてみてください。

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聖チェチーリア国立音楽院管弦楽団(ローマ) 2012年3月(S.N様)

N様からのご依頼は、パリに続いて2回目でした。今回は初めて頂いた、ローマのサンタチェチーリア・ホールのレポートです。私もまだ足を踏み入れたことの無いホールなのですが、最近アントニオ・パッパーノが振っていることもあり、人気が高くなってきています。

Auditorium Parco della Musica

Auditorium Parco della Musica入口より

 ローマの Auditorium Parco della Musicaで3月17日に開催されたローマ・サンタチェチーリア管弦楽団の演奏会。予約サイトでのチケット入手を試みたものの、なぜか途中でエラーが発生し、先に進めなかったので、以前にもお世話になった溝口さんにおすがりすることに…。さすがはプロ。当方がイメージしていた通りの2階席をしっかりと確保していただきました。

 Auditorium Parco della Musicaは1つの野外劇場と大中小3つのホールを有する近代的な巨大施設。敷地に入るとすぐ正面に見える不思議な形の構造物は中ホール。今回の演奏会に使われたSanta Cecilia ホールは正面に向かって左側に位置しており、収容人数は約2800人。ホールの中に入るとまず空間の大きさに圧倒された。客席はワインヤード型の配置で、椅子の赤い色が暖かな色の内壁によく合う。ステージの上方にはベルリン・フィルハーモニーホールと同じような反響板が設置してあった。お客さんは 7~8割の入りであったと思う。

サンタ・チェチーリア・ホール内

サンタ・チェチーリア・ホール内

 さて、曲はブルックナーの交響曲第8番。指揮は同団音楽監督のアントニオ・パッパーノ。指揮者が颯爽と登場するも続く客席のおしゃべり・・・(苦笑)。見切り発進のように思えた1楽章冒頭、低弦が深い音で重々しい主題を奏すると一瞬で会場が静まりかえった。緊張感が張り詰める音楽の中に、名手たちが美しいカンタービレをつなぐ。トランペットとホルンのffが鳴りわたった後静かに曲が閉じると、すっかり音楽に引き込まれていた客席からはフーっと弛緩の息が漏れた。

 2楽章。ホルンが作り出すハーモニーの中でトランペットとティンパニが躍動し、それに木管群も絡んでいく。繰り返される有機的なやり取りが上機嫌な会話を聞いているようで心が躍った。3楽章は打って変わって静謐なアダージョ。出だしの重心の低い弦楽器の和音から内省的な雰囲気が漂う。じっくりと丹念にドラマが描かれてゆき、ホルンとワーグナーチューバが弦楽器群、クラリネットと共に比類なく美しいアンサンブルを奏で、内省的な楽想が昇華するように曲が締めくくられた。4楽章。冒頭から金管群による輝かしい音色が響き渡り、会場を魅了する。締めくくりにふさわしく、随所に重厚な弦楽アンサンブルや金管群の華々しいファンファーレがちりばめられるが、最後までまったくぶれない鉄壁のアンサンブル。有無を言わさぬ圧倒的な説得力。脱帽であった。

 終演後はブラボーの嵐とともに、静かに祈る姿も見受けられた。3楽章の最後にも同じく手を組む姿が見られた。ブルックナーの8番を純粋な音楽として味わう他に、神を意識して聞く人が存在することは、この交響曲がいかに深い懐や神秘性を有しているかを物語っており、至高の名曲と言われることに納得。

 ローマ・サンタチェチーリア管弦楽団は、イタリア独自の音色というよりも、インターナショナルな響きを持つと感じた。パッパーノの指揮下、各楽器の動きは明快に整理され、これにイタリアならではのあふれる歌心と輝かしさが加わり、曲線美際立つ色彩豊かな立体図形を連想させた。指揮をするパッパーノの背中からも豊かな音楽が強く発せられ、これに聴衆が呼応して会場全体が一体化するような雰囲気を作り出していたことも素晴らしい体験であった。パッパーノとローマ・サンタチェチーリア管弦楽団は幸福な関係を築いていると聞いていたが、ローマ市民もまた、我町のこのコンビを、我町の素晴らしいホールで聴くことに強い誇りを感じているのではないだろうか。このコンビはやはり間違いなくイタリアで聞き得る最高のものの1つであると強く感じた。
この演奏会のチケットを入手してくださった溝口さんに感謝です。

→ N様、再びムジーク・ライゼンをご利用いただき、ありがとうございました。最近人気の高い、聖チェチーリア管を詳しくレポート頂き、ありがとうございます。イタリアのオーケストラは数が少ないのですが、皆様も是非ローマに足をお運びの際は、行かれてみてはいかがでしょうか?

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モスクワ・チャイコフスキーホール ニュー・ロシア管
2012年3月11日(M.M様)

M様は、前回ブラジル・サンパウロ州立管のチケットも手配したことがあり、いつもマニアックな(失礼…)チケットの依頼をしてくださる貴重なお客様です。この度、貴重なモスクワ・チャイコフスキーコンサートホールのレポートを頂きましたので、ご紹介いたします。

チャイコフスキーコンサートホールチャイコフスキー・コンサートホール

今回はモスクワ・チャイコフスキーホールでのノーヴァヤ・ロシア・オーケストラ。
まだ設立10年の若いオーケストラだが、腕はなかなか。ユーリ・バシュメットが率いるだけに弦の響きが豊かな印象。さすがにモスクワでのロシア語も混じるチケット手配は個人では歯が立たず、ムジーク・ライゼンさんに手配をお願いしたところ、何をどうやったのか、うまく手配をいただく。


ステージステージ
残念ながら、チャイコフスキーホールの響きはオーケストラがややこもる感じで、むしろ大オケよりも室内楽のほうがすっきりしそうな印象。座席は幸い見通しもいい平土間で、指揮者やソリスト、弦の首席の様子がよく見て取れる場所。

今日のソリストは、先だってのショパンコンクール第2位インゴルフ・ヴンダー。噂通り、ピアノの音が尋常ではない。オケはこもる感じはあるものの、ピアノのソロはとてもよく聞こえる場所で、大満足。オーストリアのピアニストながら、演奏後は大人気で、花束を渡す人の列が続く。あまり日本では見られない微笑ましいシーンが続く。

後半の管弦楽も、ウェーバー・サンサーンス・ストラヴィンスキーと響きが楽しめる曲目。後半までにはホールの響きにも耳がなれ、あまりこもりは気にならない。

ホール内部ホール内部 観客席ロシア語はまったく解せず、周囲ではなにが語られているか、ホールスタッフとのコミュニケーションもままならないが、音楽の満足感はどこも同じ。
今回は手配手数料をはるかに超える困難な手配をいただいたのだと感謝。

前回も、これもまたマイナーなブラジルのサンパウロ州立管弦楽団を手配いただき、「のだめ」で千秋が指揮したオケを堪能しており、毎回毎回面倒な手配ばかりなのを申し訳なく思いつつ。あまり日本人が立ち入らない世界のところどころで聞く音楽の美しさ、楽しさを満喫。

ムジーク・ライゼンさんには申し訳ないことながら、またどこか面倒な先でのチケット手配をお願いしたいと固く心に決めてしまった1日でした。

ぜひ次回もよろしくお願いいたします。

→ 正直、電話口では、ロシア語しか話せない女性スタッフばかりで、今回は諦めようと思った矢先に、Alexという男性で英語が話せる方が舞い降りてきました。支払を当日に行う旨で予約ができ、奇跡的な手配でした。また色々と貴重な経験をさせてください。体験レポート寄稿ありがとうございました。

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ベルリンフィル・ジルヴェスター 2011年12月31日(S.T様)

T様は、完売の12/17ドレスデン・ゼンパーオーパーのトスカを代理店より手配していましたが、なんと飛行機の遅延で観れなくなってしまいました。T様の機転により、急遽同じホテルに滞在しているドイツ人のご夫婦に譲られました。チケットを無駄にしないということは、素晴らしいことだと思いました。その後のベルリンフィルのお話です。
ご報告が遅くなりましたが、ベルリンフィルハーモニーのジルヴェスターコンサートは遅れることなく、無事に聴くことができました。 妻も私も、あの素晴らしい雰囲気に酔いしれて最高の思い出をつくることができました。

それもこれもすべて溝口さまのおかげです。深く感謝申し上げます。

座席は連席ではなかったのですが、むしろその方が良かったような気がします。といいますのは、開演中は話ができる訳もなく、31日のジルヴェスターは休憩もないので、開演前と後にロビーでゼクトを飲みながら話をするのが一般的なようなので。
ジルヴェスターに限り?公演終了後も飲み物を販売していて、1時間近くも人々は談笑していました。
公演中は私の両側にはイブニングドレスで着飾ったドイツ人女性が座ったので、ジルヴェスターの客席側の雰囲気も楽しむことができました。いい方の席に座った妻は、周りはほとんど日本人ばかりだったと言っておりました。

なお、ご参考までにダフ屋(と言っても皆、定価で売っていました)についてですが、開演前にホールの入口前に数人立っていたので話を聞いてみたところ、半年も前に購入したのだから都合のつかなくなる人は必ずいるものさ! と真面目な顔をして答えていました。それと同時に、いい席のチケットを売って下さい、と書いた紙を持って立っている人も数人いました。

詳しい状況は分かりませんが、かなりの冒険心の強い人ならば、当日の開演前にホール入口前にてチケットを入手することは可能なようです。

P1020692.JPG
ベルリンフィル・ジルヴェスター

→ T様、体験レポートを寄稿頂き、ありがとうございました。他にもドレスデンやプラハのお土産話をありがとうございました。また、いつか海外へムジーク・ライゼン(音楽の旅)をされる際は、ご相談ください。今年のジルヴェスターは5月から発売開始です。

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ベルリンフィル、ドレスデン・シュターツカペレ、ライプチヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団 2011年12月29~31日(匿名希望)

K様は昨年、ベルリンフィルジルヴェスター、ドレスデン・シュターツカペレ・ジルヴェスター、ライプチヒ・ゲヴァントハウスジルヴェスターの3公演を手配いたしました。
3公演とも入手困難なチケットですが、運もあり、手配が可能となりました。

12月29日のベルリン・フィル(ベルリン)、30日のドレスデン・シュターツカペレ(ドレスデン)、31日のゲヴァントハウス管(ライプツィヒ)と、いずれも素晴らしいコンサートでした。

29日のベルリン・フィルは、同楽団ならではの技術・パワーが炸裂した演奏でした。やはり、本拠地のフィルハーモニーで聴くベルリン・フィルは格別で、感慨もひとしおでした。

ベルリンフィル・ジルヴェスター
ベルリンフィル・ジルヴェスター

30日のドレスデン・シュターツカペレのコンサートは、レハールのオペラ・ハイライトでした。ネトレプコが直前にキャンセルしたのは残念でしたが、それでもソリスト、オーケストラ、合唱ともに非常にすばらしかったです。ドレスデン+ティーレマンといえば、どうしてもワーグナーやリヒャルト・シュトラウス、ブルックナーなどの重厚な作品を期待してしまいますが、こうした軽めのプログラムも非常に活き活きと演奏していたと思います。

ゼンパーオーパーカーテンコール

ゼンパーオーパーゼンパーオーパーのシャンデリア

ライプチヒ・ゲヴァントハウス
ライプチヒ・ゲヴァントハウス

31日のゲヴァントハウスでは、前カペルマイスターのブロムシュテットによる第九を堪能しました。ブロムシュテットは高齢を全く感じさせない溌剌とした指揮で、オーケストラ、ソリスト、合唱もそれに全力で応えていました。演奏終了後は観客が総立ちとなり、素晴らしい演奏を称えていました。我々も、年末を最高の気分で締めくくることができました。

溝口さんにお願いする前、「どれか一つでも行けたらいいな」と思っていたコンサートでしたが、全てのコンサートにいくことができ、本当に夢のようでした。本当にありがとうございます。

→ K様 体験レポートありがとうございました。ゲヴァントハウスは一度訪れてみたいのですが、念願が叶いません。人気のジルヴェスター3公演制覇はすごいです。既に8月のルツェルン音楽祭のアバドのチケットも手配済みですので、今年もムジーク・ライゼン(音楽の旅)を謳歌してください。

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ドレスデン・シュターツカペレ、ジルベスターコンサート 2011年12月(A.H様)

ドレスデン・シュターツカペレ、ベルリンフィルと2つのジルベスターコンサートを観たいと思い立ったのは、夏のこと。チケットの手配をムジーク・ライゼンさんにお願いしました。早い段階にチケットを確保していただき、感謝しています。
昼間のゼンパーオーパー昼間のゼンパーオーパー

 プラハ滞在の後、12月29日にドレスデンへ。今年のヨーロッパは雪がないので、移動も安心でした。
私たちが行くのは30日のコンサートです。チケットは、当日開演前に、劇場内チケット売り場で、予約確認書を見せて受け取ることになっていましたが、念のため、前日の29日に、劇場横のチケットセンターに立ち寄ると、チケットを受け取ることができました。この超人気チケットが3席並びで取れたのは、本当に幸運でした。



 思えば、METの来日公演でネトレプコにキャンセルされてしまった、リベンジでもあったこのコンサートでしたが、12月に入り、まさかのネトレプコ夫妻キャンセル!「レハール作品を最高レベルで歌うための準備期間が短すぎる。」というのが、キャンセル理由とのことですが…
がっかりはしたものの、大好きなティーレマンの指揮と、ベチャワ、代役のデノケ、ラビンに期待が高まります。

 さて、翌30日になると、ゼンパー・オーパー前の広場には、大晦日のカウントダウンパーティーに備えて、スクリーンや様々な屋台、たくさんの仮設トイレなどが設営されていました。

 夕方になり、胸を躍らせ、クリスマスマーケットを眺めながら、劇場へ向かいます。ツリーが飾られ、劇場全体が美しく輝いていました。中に入り、あちらこちら見学した後、席に着くと、平土間中央の1番後ろですが、傾斜がきつい造りのため、たいへん見やすい席でした。

 演奏が始まると、ネトレプコキャンセルの余波などまったく感じさせない、ティーレマンとオケの相思相愛といった演奏ぶりに、たいへん満足しました。やはり、本拠地公演は良いですね。

開場前のゼンパーオーパー開演前のビュッフェゼンパーオーパーの天井

さて、翌日は、いよいよベルリンです。

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ベルリンフィル・ジルベスターコンサート 2011年12月(A.H様)


ライプツィヒ駅ライプツィヒ駅
 ドレスデン、ゼンパー・オーパーでのジルベスターコンサートから一夜明けた12月31日朝。ドレスデン中央駅に向かいます。このドイツ鉄道での移動も今回の旅の楽しみの1つで、途中、ライプツィヒで乗り換えて、ベルリンに向かいます。日程が許せば、ぜひ、ライプツィヒにも寄りたかった。聖トーマス教会やゲヴァントハウスは次回の楽しみに取っておこうと慰め合いつつ、ベルリンを目指します。

 ホテルに到着の後、ゆっくりと休息し、夕方からのジルベスターコンサートに備えます。

大晦日のフィルハーモニー大晦日のフィルハーモニー

 長年の憧れであるフィルハーモニーに到着すると、ホールがライトアップされています。ロビーはたいへん華やかな雰囲気で、マイクを持ったテレビのレポーターが、セレブのファッションチェックなどもしていました。
クロークにコートを預けた後、まだホールの中に入れなかったため、ショップで買い物をしたり、プログラム(2ユーロ)を買ったり、ワインを飲みながら周囲の様子を眺めたりしながら、楽しい時間を過ごしました。


 そして、いよいよ入場。私たちの席はAブロックの前方に1名、後方に2名、どちらも中央寄りのたいへん良い席です。まず、前方の席を探すと、チケットには2列目と書いてありますが、1列目に席はなく、実際は最前列!ラトルやキーシンの息づかいまで感じられる本当に夢のような席でした。後方の席も、たいへん音響が良く、このホールの素晴らしさを実感できました。

ドボルザークのスラブ舞曲第1番で始まり、グリーグのピアノ協奏曲では、キーシンの演奏が素晴らしかったため、第1楽章の後に拍手が起こり、キーシンも満足げな表情でした。

月並みですが、やはり、本拠地のベルリン・フィルは凄いの一言です。
アンコールは予想が当たり、ハ長調のスラブ舞曲!
ハ長調で始まり、ハ長調で終わる、新年を迎えるにふさわしいプログラムでした。

終演後は、ロビーで、スパークリングワインとソフトドリンクが観客に振る舞われました。みなさん、グラス片手に、立ち去り難そうにしています。そして、私たちも…

大ホールの入口玄関にあったラトル夫妻のポスター

今回の旅ではムジークライゼンさんに本当にお世話になりました。次の機会にも、ぜひよろしくお願いします。

→ ご家族でヨーロッパに音楽旅行なんて、羨ましいです。皆様クラシックが大変お好きなんですね。ライプツィヒ・ゲヴァントハウス、トーマス教会も手配しておりますので、次回は是非是非・・・。
 体験レポートの寄稿、ありがとうございました。

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シャルロッテンブルク城ディナー&コンサート 2011年10月(K.W様)

W様はご夫婦でベルリンに旅行されました。ベルリンフィルやドレスデン・ゼンパーオーパーの手配も致しましたが、シャルロッテンブルク城のディナー&コンサートに行かれ、その感想を頂きました。
 
 シャルロッテンブルク宮殿はベルサイユのような豪華絢爛さはありませんが、どの部屋も美しく、温かさを感じさせ、飾られているシャルロッテ妃の肖像画によく似た雰囲気でした。黄金で飾られた礼拝堂と、壁いっぱいに陶器が並べられていた部屋には驚きました。
 庭園は時間がなくてほんの一部分しか歩けませんでしたが、多くの家族連れが散歩を楽しんでいました。

→ W様、レポート頂き、ありがとうございました。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

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