お客様体験レポート(オーケストラ編)|ムジーク・ライゼン Musik Reisen

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ムジーク・ライゼン

海外オペラ・バレエ・クラシックのチケット手配

オーケストラ・レポート Orchestra Report

クラウディオ・アバドとスカラ座フィル 夢か幻かのスカラ座公演 2012年10月30日 (A.H様)

もう、5年以上前の事ですが、H様にとっても、スカラ座の長い歴史のなかでも、人々に永久に語り継がれる、歴史的名演だったそうです。もうアバドは、この世に居ませんが、私が、このチケットを手配できたことが、未だに信じられません。。

Claudio Abbado, @ Claudio Abbado / Cordula Groth Claudio Abbado, @ Claudio Abbado / Cordula Groth

あのクラウディオ・アバドさんがスカラ座で、なんと26年ぶりに古巣の指揮台に立つコンサートがようやく実現することを聞き、この公演アウエーの人間がチケットの入手は 普通に考えればネットでも不可能でしょうし、エージェントを経由しますと当然、庶民には高嶺の花。プレミア価格?!でしょう

正直なところ「プロに依頼してダメなら、諦めの理由?」くらいの気持ちで、Musik Reisenさんに相談しました

最初の発売日は、さすがに入手できなかったのですが、その後、Musik Reisenさんから「チケット取れますが、どうされます?」との連絡が有り、その後に有給を取るほうが大変でした(笑)

アバド&スカラ座のポスター!
スカラ座の内部

20時の開演ジャストに劇場にアバドさんが入ると、満員の聴衆は、すでに演奏前から、総立ちでスタンディングオベーション状態

超一流のアーティストが頻繁に出演するスカラ座でも、滅多に感じることの出来ない、クラシックの演奏会では有り得ない、イタリアらしいヴォルテージの高さでした。

この日の曲目は、当時監督のバレンボイムさんをソリストに迎えてのショパンピアノ協奏曲一番と、アバドさんが得意で演奏会でも、頻繁に取り上げている、 マーラーの交響曲第6番「悲劇的」の2曲

先ずは、前半のショパンは聞いているだけで、ウットリとしてしまうような音で、きっとアバドさんだからこそ引き出せるショパンの音でしょうね。

協奏曲が演奏会の前半に行われた後に通常、聴衆はソリストに対して、アンコールを期待する意味で拍手を送るのですが、 ピアニストのバレンボイムさんが

「個人的には何曲でも、弾きたい気持ちなのですが、今夜の主役は、アバドさん、
アンコールを望まれるなら、彼に要求して下さい」

とイタリア語で、(理解できなかったので親切な臨席の女性が、英語に通訳して下さりました)おっしゃられた時には、 聴衆から笑みが漏れた後、大喝采でした

そしてこの日のメイン。圧巻だったのは、真打ちアバドさん得意のマーラーの6番・・・

カンターヴィレの美しさに聞き惚れて、90分があっという間に過ぎ去ってしまったというのが一番の印象

通常、この曲はフォルテが多くて、プロの指揮者でも、威圧感がに強いフォルテを強調して、 時にウンザリしてしまう演奏が多い曲なのですが

この日のアバドさんが指揮なされたオケの演奏は
そのフォルテが最高潮に達した時の
丸みを帯びた、奏者も殆ど力を入れてない

ボゥイング(弓使い)は、普段からイタリアオペラを演奏する
この劇場のオケの一番の特徴で
それを存分に引き出した、アバドさんの棒の魔力

このカップリングならではの、オペラが華やかだった時代のスカラ座の音でした

何より現地ミラノのファンが26年も待ち望み、一喜んでらしゃられたのを、肌で感じることが出来たのは、日本では決して味わえない 貴重な体験ですね

唯一、残念だったのはスカラ座でのオペラ公演の再演が実現する前に、アバドさんが、旅立たれてしまったこと

でも、26年ぶりに実現した、この公演に接することが出来たのは、Musik Reisenさんの力。

ありがとうございました

ミラノ・スカラ座

5年以上も前のことを、新しい体験レポート・コーナーが完成した記念として、思い出して、レポートをお寄せくださり、誠にありがとうございました。

しかし、一気に、ハクがつきましたね・・・。あの頃の私は、本当に、怖いもの知らずで、こんな神チケットも手配していたのです。これからも、あの頃の私の情熱に負けないよう、頑張ります!!

※創業当時のレポートは、現在とは、手配方法や難易度などが大きく異なる表記が多いですが、当時のまま載せております。 今は、もっと手配スキルが上がり、すべてのチケットが取りやすくなっておりますので、ご安心くださいませ。

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