オーケストラ・レポート Orchestra Report
ルツェルン音楽祭 ロイヤル・コンセルトヘボウ 2010年9月 (S.A様)
完売公演でしたが、キャンセル待ちにて、無事、チケットを入手できました。マーラー3番を終えた、ヤンソンスの熱気と客席の感動が伝わってきます。
ヨーロッパの音楽祭に行ってみたいというのと、アムステルダムコンセルトヘボウをヨーロッパで聴いてみたくて、ルツェルン音楽祭に行きました。完売だった9月3日のマーラーの第3番のみ、御社に入手をお願いいたしました。的確に手配してくださり、また手数料も良心的で大変助かりました。当日のチケット預かりもスムーズに受け取ることができました。
ルツェルン音楽祭は、おそらく他の音楽祭よりは日本人は少なめかと思います。他の音楽祭に行ったことがあるわけではないのですが、ベルリンやウィーンの通常公演よりは日本人の姿は少ない印象です。客層としては、ヘビーリスナーの方々がいると共に、楽章間の拍手が起きた日があったことなどから、ヨーロッパ内の必ずしもクラシックになじみがある訳ではない観光客もいるように感じました。また、スイスのスポンサー企業の招待客が来ている日もあるようです。日によっては、喫茶スペースの一部がそのような方専用に割り当てられていました。
音楽祭とあって、ヨーロッパの方を中心に、男性はスーツ、女性も着飾っている方が多いです。通常のヨーロッパのオーケストラ公演(オペラは別)よりもその割合は高いように感じました。スイスに行く日本人の多くは山に行く服装で行くことが多いかとは思いますが、できればちゃんとした格好も持っていかれた方がよいと感じました。
演奏も大変良かったです。特にチケットの入手をお願いしたマーラーの3番の日はオーケストラ、指揮者のヤンソンス共に相当に気合が入っていたように感じました。最後は観客総立ち(ヨーロッパではあまり見られない光景ですが)で盛り上がっていました。
写真は昼間に撮ったルツェルンのホールの様子です。中央駅の真横の大変に交通の便の良い場所にあります。湖のほとりのため、帰りにクルージングをしていく人々の姿も見かけました。ホールの中で写真を撮っている人がしばしば注意されていたので、中での撮影は控えました。
ルツェルン音楽祭は、国全体で支援しているのですね。体験レポートをお寄せいただき、ありがとうございました!