オペラ・レポート Opera Report
バイロイト音楽祭「ローエングリン」&「パルジファル」 2011年8月 (H.O様)
O様は、ご夫婦揃ってクラシック・ファンでいらっしゃり、過去にもベルリン・フィルの完売マドリード公演などを手配したことがある常連様です。毎年、数回に渡って海外にMusik Reisen(音楽の旅)をされ、本物の音楽を楽しまれています。
各種チケットの購入にあたり手配いただきありがとうございます。
8月にバイロイト音楽祭、ザルツブルク音楽祭を堪能してきました。バイロイト音楽祭では、手配していただいたチケットで入場できるか心配していましたが、全く問題ありませんでした。(バイロイトのホテルで購入した別のチケットも同様でしたた。
ホール中央のテラスから開会の合図の管楽器の演奏が終わると、皆、ホールの周りを囲む園庭からぞろぞろとそれぞれの入り口へ向かいホールへ入ります。入場する際にもチケットの確認はありません。4時から始まって10時までの間、長時間ですが、大変素晴らしい舞台でした。ローエングリンでは、総勢200匹ほどのネズミが大合唱を繰り広げ、その奇抜さに目を丸くするも、ホールに響き渡る美しい歌声に圧倒されました。
翌日のパルジファルは、ダニエルガッティが奏でる、美しく、悲しくまた壮大な素晴らしい演奏もさることながら、幻想的な舞台と過去から現代までを象徴的に表現した演出に、魂を吸い込まれるような想いで見ていました。
2回の休憩時もそれぞれ1時間ありますが、レストランで食事をしたり、周りの庭を散歩したりと、色々と楽しむことができます。
わくわくしながら正装し、劇場でオペラを観て感動し、休憩時間にはおいしいソーセージでおなかを満たし、庭を散歩して寛いで、終わってからは余韻に浸りながらホテルのレストランで語らう・・・
バイロイト音楽祭を丸ごと楽しんできました。この音楽祭のためだけに世界各地からバイロイトにやってくる方々の気持ちがとてもよくわかりました。本当に感激した2日間でした。
ザルツブルク音楽祭では、マクベスのチケットが手に入らず残念でしたが、毎日、昼や夜のコンサートやリサイタル、オペラを堪能してきました。
今後も何かとお尋ねしお願いするかも知れませんがよろしくお願いします。
O様、貴重なバイロイト音楽祭のレポートをお寄せ頂き、ありがとうございました。今年の年末はどこに行かれるのか?ちょっと楽しみにしております。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。