オペラ・レポート Opera Report
バルセロナ・リセウ劇場「トスカ」 2016年7月 (M.M様)
レポートの完成まで、大変お待たせいたしまて、申し訳ございませんでした。リセウ劇場は、半分以上、視界制限席なので、座席を選ぶのが、非常に大変なのです。。
7月7日、日本では七夕祭の日、スペインのリセウ劇場に行きました。演目はプッチーニ作「ラ・ボエーム」何度も観た大好きなオペラです。
パリのテロ直後で、大変お忙しい時期に、チケットを手配して頂くことになってしまいました。
リセウは、可視率の悪い席もあるということで、何度も現地と連絡を取って下さいました。
おかげさまで良い席で鑑賞する事ができました。
- ~ キャスト ~
- ロドルフォ; ホセ・ブロス
- ミミ; ディナラ・アリエヴァ
- マルチェッロ; アルトゥール・ルチンスキー
- ムゼッタ; ナタリー・マンフリーノ
- ショナール; デビット・メネンデス
- コルリーネ; パウル・ゲイ
- ベノア/アルチンドロ; フェマンド・ラトーレ
- パピニョール; ホセ・ルイス・カサノヴァ
- 指揮; マルク・ピオレット
- リセウ大劇場管弦楽団
演出は、シンプルながらも工夫がなされており、最初のアパートを真ん中から開いて展開させると、パリのカルチェ・ラタンになるという造りでした。
ロドルフォ役のポレンザーニが降板し、ブロスが代役になりましたが、バルセロナ出身ということもあってか、客席から拍手がわき、期待して開幕を待ちました。軽めの若々しい声は、役にぴったりで、好感が持てました。 ミミも、よくこなれた歌い方で、得意役なんだろうなと思いました。ムゼッタは、コケティッシュ、マルチェッロは、堂々と・・・満足のいく舞台でした。
劇場の場所は、バルセロナの目抜き通り、ランブラス通りの真ん中辺り、地下鉄リセウ駅からすぐの所にあり、入り口の前にたくさんあるカフェで、開場を待つのも楽しかったです。
1847年完成の後、2度の火災に遭いながらも、見事に修復され、美しい内装に近代的な設備が備わった、素晴らしい劇場でした。
スペインの夜は開場の8時でもまだ明るく、終演後も町はにぎやか。ホテル近くのバールで夕食を食べ、満足、満腹で帰りました。
レポートをお寄せいただき、ありがとうございました。2015年のテロの時ですね・・・。思い出しました。精神的ショックもあり、ウェブの更新を大変お待たせいたしましたことをお詫び申し上げます。あれ以来、何度もご利用いただき、ありがとうございます。今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。