オペラ・レポート Opera Report
バイエルン国立歌劇場「トリスタンとイゾルデ」 2011年7月 (K.M様)
M様は、当初、バイロイト音楽祭のチケットのみのご依頼でしたが、ふとしたきっかけで、バイエルン国立歌劇場のチケットをご希望と知り、劇場側にキャンセルチケットのリクエストをかけておりましたら、無事に手配できました。チケットが入手できてよかったです。
当初、Musik Reisenさんにお願いしたのは、8月1日のバイロイトの「タンホイザー」でした。その件でご連絡をいただき、お話している時に、偶然、7月31日のBayern Staatsoperのことに触れたところ、そのことを覚えていてくださって、出発の1か月前の時点で定価チケットが確保できるとの連絡をいただいたので、手配をお願いいたしました。チケットは代金を振り込んでから1週間ほどで自宅に到着しました。
今回手配いただいた「トリスタンとイゾルデ」については、正直、当日のSUCHE KARTEでチケットを入手するつもりでいたのですが、結果として、第1幕を終えた時点で「SUCHE KARTE」の紙を持っている人が何人かいましたので、手配したことが正解だったかもしれません。ちなみにBayern Staatsoperに入るのは3回目、前回は2000年9月のマイスタージンガーでしたので11年振りになります。 座席は7列目で、私は背が低いので「前に背の高い人がいたら・・・」と心配していましたが、あまり背の高くない人だったこともあり無事にステージを見ることもできました。
今まで、Peter Konwitschnyの演出は良いと思ったことはありませんでしたが、今回のトリスタンは比較的穏当な演出で良かったと思います。 また、歌手ではRene Papeが貫録のあるところを見せて、深く重々しいマルケ王を好演していました。指揮のKent Naganoへの熱狂的な拍手と足踏みは、前回のPeter Schneiderの時とは比べ物になりませんでした。 Peter Schneiderについては、今回のバイロイトで同じくトリスタンを聞きましたが、現地でも一部ブーイングが飛ぶなど、あまり芳しいものではないようです。
今年の夏は、新日本フィル、Bayern Staatsoper、Bayreuth Festspiele(バイロイト音楽祭)と1か月で3回もトリスタンを聞きましたが、総合点ではBayern Staatsoperが一番良かったかもしれません。
Musik Reisenさんのおかげで、楽しい夏休みを過ごすことができました。ありがとうございました。
体験レポートをお寄せ頂き、ありがとうございました。トリスタンとイゾルデを3回も観られたとは、ワーグナーへの熱い想いが伝わってきます。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。