オペラ・レポート Opera Report
バイエルン国立歌劇場「トリスタンとイゾルデ」 2011年7月 (Y.Y様)
Y様は、初めてのお客様でした。幸運にもバイエルン国立歌劇場の2010年シーズンを締めくくる「トリスタン」と、加えて、ザルツブルク音楽祭2011の、かなりの難易度の「マクベス」が、無事、手配できました。

今回の旅行は、当初ザルツブルク音楽祭のみの予定でしたが、ミュンヘンのオペラ・フェスティバルで、ケント・ナガノが「トリスタン」を振ると聞き、急遽旅程を変更。しかし、肝腎のチケットは完売。そこで溝口様のお世話になりました。
大変な良席で、コンヴィチュニーの斬新な(?)演出を隅から隅まで味わえました。ナガノの指揮は明晰を極めたもので、他の指揮者では聴こえてこない音が聴こえてきてビックリ。全3幕、始めジックリ、終わりアッサリというタイプでしたが、ルーティンなドイツ・ロマン的演奏とは一線を画す、素晴らしい演奏でした。ミュンヘンの聴(観)客の、クオリティの高さにも驚嘆。演奏中は実に静かですが、カーテンコールになると、拍手やらブーやらが実に適切に(?)飛び交います。ホンモノを育てるのは、現地のツウなのですね。
体験レポートをお寄せいただき、ありがとうございました。完売チケットも、粘りの一手で、手配いたしました。お喜びいただけて幸いです。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。