オーケストラ・レポート Orchestra Report
シュターツカペレ・ドレスデン・ジルベスターコンサート 2011年12月 (A.H様)
次記事まで続く、連作記事をご投稿いただきました!ドレスデンから、ベルリンまでのジルヴェスターの旅をご一緒にお楽しみください。
シュターツカペレ・ドレスデン、ベルリンフィルと2つのジルベスターコンサートを観たいと思い立ったのは、夏のこと。チケットの手配をムジーク・ライゼンさんにお願いしました。早い段階にチケットを確保していただき、感謝しています。
プラハ滞在の後、12月29日にドレスデンへ。今年のヨーロッパは雪がないので、移動も安心でした。 私たちが行くのは30日のコンサートです。チケットは、当日開演前に、劇場内チケット売り場で、予約確認書を見せて受け取ることになっていましたが、念のため、前日の29日に、劇場横のチケットセンターに立ち寄ると、チケットを受け取ることができました。この超人気チケットが3席並びで取れたのは、本当に幸運でした。
思えば、METの来日公演でネトレプコにキャンセルされてしまった、リベンジでもあったこのコンサートでしたが、12月に入り、まさかのネトレプコ夫妻キャンセル!「レハール作品を最高レベルで歌うための準備期間が短すぎる。」というのが、キャンセル理由とのことですが…
がっかりはしたものの、大好きなティーレマンの指揮と、ベチャワ、代役のデノケ、ラビンに期待が高まります。
さて、翌30日になると、ゼンパー・オーパー前の広場には、大晦日のカウントダウンパーティーに備えて、スクリーンや様々な屋台、たくさんの仮設トイレなどが設営されていました。
夕方になり、胸を躍らせ、クリスマスマーケットを眺めながら、劇場へ向かいます。ツリーが飾られ、劇場全体が美しく輝いていました。中に入り、あちらこちら見学した後、席に着くと、平土間中央の1番後ろですが、傾斜がきつい造りのため、たいへん見やすい席でした。
演奏が始まると、ネトレプコキャンセルの余波などまったく感じさせない、ティーレマンとオケの相思相愛といった演奏ぶりに、たいへん満足しました。やはり、本拠地公演は良いですね。
レポートをお寄せいただき、ありがとうございました。そして、旅は、次記事のベルリンフィル・ジルヴェスターに続きます!!