オーケストラ・レポート Orchestra Report
ベルリン・フィル・ジルベスターコンサート 2010年12月29日 (S.M様)
M様は、毎冬、ドイツを周遊旅行されます。前回もベルリン・フィルの手配をさせて頂きました。
私は、いつもコンサートを優先して旅行を計画しています。今回は、29日のベルリンフィルのコンサートをメインに、全体のスケジュールを組みました。
29~31日のジルベスターは、チケットの入手が大変難しいとのことでしたが、見事に溝口さんがチケットを確保して下さりとても嬉しかったです。本当にありがとうございました!!お陰様で旅の最後にベルリンフィルを聴くことができ、大変思い出深い旅行になりました。
この冬ドイツは大寒波で、各地で交通機関の遅延が生じ、私達もやむを得ず計画を変更しながら旅行しました。メゾソプラノのガランチャも、雪の為にベルリンの空港に降りることができず、ライプチヒの空港からタクシーでかけつけ、リハーサルに何とか間に合ったとのこと、後で知りびっくりしました。
ベルリンフィルは2度目ですが(前回も溝口さんにお世話になりました)、今回はジルベスターということで華やいだ雰囲気でした。なお、先日同じプログラムの31日のコンサートがBSで放送され(それはDVDでも発売されるようですが)、29日と比べステージのお花が増えて、一段とにぎやかに見えました。
共に人気抜群のスター、ドゥダメルとガランチャは、ステージにいるだけですごい存在感がありました。ビゼー「カルメン」などの、名曲を連ねた聴き応えのあるプログラムは、期待に違わず鮮やかで見事な演奏、時の経つのを忘れるほどでした。また、樫本大進が正式にベルリンフィルのコンマスになった記念すべきコンサートでもあり、彼をはじめ名だたる名手を揃えたベルリンフィルの名技も存分に楽しめました。
M様、体験レポートをお寄せいただき、ありがとうございました。ベルリン・フィルは、やはりフィルハーモニーホールで聴いてこその、オーケストラだと思っております。また海外へご旅行の際には、よろしくお願いいたします。